大阪大学総長室企画調整主幹の打田剛准教授とシャープ株式会社研究開発本部 基盤技術研究所の中山純一郎所長をお招きし、「先端融合領域イノベーション創出拠点形成プログラム」をテーマにご講演を頂きました。 文科省の立案者からみた先端融合拠点プログラムの考え方、そしてフォトニクスセンターの協同企業であるシャープ株式会社の共同研究内容や今後の期待についてお話を頂きました。 参加者からは「文科省の方からの考えを聴けたのが大変興味深かった」「研究成果のアピールの必要性を感じた」「シャープの意外な取り組みの紹介を知ることが出来て良かった」「大学との連携を考えているので刺激になった」などのご感想を頂きました。 ご参加頂いた皆様、誠にありがとうございました。 |
7/28(火)、大阪府副知事 小西禎一様と大阪府商工労働部成長産業振興室 ライフサイエンス産業課課長 池田純子様がセンターにご来訪され、TMTにご参加されました。 井上センター長、高原教授、坂井副センター長、岩崎プログラムマネージャーらとご歓談されました。 大阪府の推進しているライフ特区に関連して、フォトニクスは顕微鏡はじめライフ・医療の基盤となるもので、箕面スポーツヘルスケア事業にも医工連携の一翼を担っていること、 さらにフォトニクスはレーザー製造装置などこの枠を超えて、大阪の家電産業の次の産業を生み出すものであることを理解していただきました。 |
丸山瑛一委員長((株)理研イノベーションキャピタル 取締役)をはじめとする 4名の委員で平成27年6月22日に厳正な審査を行いました。 選定委員会日時:平成27年6月22日 13:00~17:10 場所:フォトニクスセンター 509 講評 今回で起業・製品化公募は4回目にあたり、引き続き意欲的で、実現性が具体的に見え且つ拡がりがあることは評価できる。本プロジェクト開始期は、ビジネスモデル・プランなどなかった提案が見うけられたが、徐々に意識が芽生えこれらの発想が根づいてきており、非常に価値のあるものとなってきた。この流れをさらに加速・拡大し、教員のみでなく学生にまで広がることが期待される。教員が将来の起業・製品化を想定して研究を推進する姿勢は、学生に対してもよい刺激を与えていることは間違いなく、学生の見識や視野の向上にも貢献することが期待できる。 第2回、第3回に採択された課題の成果報告では、2件の課題において共同で製品化を進めている企業も参加し、生産歩留まり向上や商品設計の段階に進んでいることなどが報告された。別の課題では、企業と連携した試作機が予想以上の性能を実現するなど、素晴らしい成果を挙げている。 起業・製品化において、大学が基礎的な原理確認をしたのち、あとを企業任せにしていては、技術移転はうまくいかない。つなぎの制度と仕組みが産学連携において非常に重要な点であるので、引き続き企業・製品化の取り組みをがんばっていただきたい。 これまで3回の起業・製品化採択課題の成果については、プレスリリースなどメディアへの発信やフォトニクスデイでの紹介などで評判が良かったと聞き、選定した委員にとって、採択案件の着地点が見える状況は大変うれしい。フォトニクスセンターの起業・製品化の活動は注目されており、今後の拡大発展が期待される。 |
藤 田 克 昌准教授の標記解説記事が生産と技術 2015年夏号に掲載されました。生物、医学、材料分野等で科学技術の発展に寄与している蛍光顕微鏡で、光の波長に比べてはるかに小さな構造を観察する手法が発明され、いくつかの手法に2014年のノーベル化学賞が贈られました。藤田准教授の発明したSAX超解像蛍光顕微鏡については、本ホームページ内でいくつかの研究成果を紹介しています。これらの手法はまだ発展段階にあり、普及型・高性能超解像蛍光顕微鏡が開発され、広範な応用分野で使われ今後の科学の発展に大きく貢献することが期待されています。 |
高原教授の記事が、応用物理2015年6月号に掲載されました。電球のフィラメント表面に穴を開け、マイクロ波の導波管の原理で長波長の赤外線輻射をカットオフし、可視光への変換効率を向上するもので、フォトニクスセンターの企業・製品化プロジェクトの一つとして製品化への道を拓き、起業したものです。詳しくはここをクリックしてください。 |
6月1日に第44回コロキアムを開催いたしました。 今回は、昨年度より新たにフォトニクスセンターに参画された 3つの研究室の先生方に最新の研究内容についてご講演いただきました。 ◆"Labelling by light: photonic analysis of biological systems” 大阪大学免疫学フロンティア研究センター 生体フォトニクス Nicholas Smith 准教授 ◆「窒化物半導体赤色LEDの高輝度化に向けて」 大阪大学大学院工学研究科 マテリアル生産科学専攻 藤原 康文 教授 ◆「金属触媒フリーナノカーボン形成とバイオセンサ応用」 大阪大学大学院 工学研究科 精密科学・応用物理学専攻 小林 慶裕 教授 多くの企業、教職員、学生の方々にご参加いただき、 質疑応答の時間も質問が途切れることのない会となりました。 開催後のアンケートでは「最先端研究を分かりやすく聴くことが出来た」、 「産業応⽤につながるご講演が聴けて良かった」というご意見を頂きました。 ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。 |
箕面フォトニクスヒルズ実現に向けた基礎調査」がまとまり公開されました。調査期間(H26.11.4-H27.2.28)中に実施した項目 箕面倉田市長・河田研究代表者会議 企業意向調査 (250社 70社回答 フォトニクス関連起業・研究センターの集積に期待 15社進出意向) 企業ヒアリング 起業・製品化記者発表 (掲載新聞記事) フォトニクスデイ (起業・製品化への金融機関・VC、企業への紹介など) 箕面市・大阪府・箕面繊維卸商団地協同組合・大阪大学フォトニクスセンター4者会議 金融機関・開発会社・デベロッパーとの会議など。 建築家白井順二氏と箕面フォトニクスヒルズグランドデザイン案作成 米ジャーナリストCames Pomeroy氏に海外・国内イノベーション・エコシステムのレポート 成果報告書提出後、第43回コロキアム「箕面フォトニクスヒルズ 将来の夢」を開催。 大阪大学吹田・箕面・豊中キャンパスの真ん中に位置する箕面船場地区を中心に、大阪大学・若手研究者・学生がコアとなって、大阪のフォトニクス地場産業が振興され、我が国の未来を拓くイノベーション・エコシステム拠点の実現をめざします。 |
国際連合(UN)総会第68回セッション(2013年12月20日)で、2015年を光とその技術の国際年(IYL2015)と宣言されました。光は、科学、技術、芸術、文化の中心にあり、アフリカを含め様々な段階の教育を改善向上でき、その技術は開発発展をもたらすことが挙げられ、ユネスコが関わります。2015年は、1815年のフレネルの光の波動説など200年以上も過去に遡る半世紀毎のマイルストーンに因んでいます。ここで取り上げられている光のイノベーションは、フォトニクスセンターの目指すところと軌を一にしています。(Page in English) | 20150417 光と人・世界との関わりのインスピレーションが豊かになる写真が満載 必見 魅力的な言葉 Light illuminates spirits, minds, and hearts in every culture. The language of every major world religion speaks about light. Light pollution causes most urban dwellers to experience the effects of poor-quality lighting, which is a concern on many fronts including safety, energy conservation, and human health. Interference of light causes colors to appear in thin films which otherwise appear transparent and colorless. |
4月6日に第43回コロキアムを開催いたしました。 大阪大学工学研究科/産学連携本部 兼松 泰男 教授にはイノベーションシステムにおける大学の果たす役割についてご講演いただきました。 パネルディスカッションでは、建築家・アーバンデザイナーの白井順二氏に『箕面フォトニクスヒルズ・グランドデザイン』の概略をご説明いただき、 開催後のアンケートでは「夢のある話で興味深かった」、 ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。 |
この度フォトニクスセンターは、3月30日付けでブラジル サンパウロ大学 THE SÃO CARLOS INSTITUTE OF PHYSICS (IFSC USP)とMoUを締結しました。 昨年夏に河田聡教授が本機関を訪問されたことを機に実現したものです。 これからも、共同研究・研究者交流を積極的に推し進め、PARCは世界の研究者とともにフォトニクスの発展に寄与して参ります。 サンパウロ大学 THE SÃO CARLOS INSTITUTE OF PHYSICS (IFSC USP) http://www.ifsc.usp.br/english/ Since its foundation in 1994, the Physics Institute of São Carlos (IFSC) is divided in two departments: Department of Physics and Material Science (FCM) and Department of Physics and Interdisciplinary Science (FCI). Each department is comprised of research groups, which develop several research lines. The FCI research groups are: |
第5回こども科学の教室「スーパー光塾」の学生スタッフが工学研究科長表彰を受けました。 表彰式は2015年3月23日に執り行われ、学生スタッフ代表として統括・統括補佐の4名が式に参加し、大阪大学工学研究科長掛下知行教授より表彰されました。 |
起業・製品化をテーマにした今年度のフォトニクスデイでは、起業・製品化プロジェクトに採択された河田聡教授・森勇介教授・高原淳一教授・北野勝久准教授・民谷栄一教授・齋藤真人助教、尾崎雅則教授、藤田克昌准教授が合計9件の成果発表を行ないました。また、文部科学省科学技術・学術政策局の産業連携・地域支援課長の坂本修一氏、大阪大学産学連携本部総合企画推進部長兼知的財産部長の正城敏博教授、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社代表取締役社長の松見芳男社長にも産学官連携をテーマにした講演をして頂きました。 講演後はポスター・展示・装置見学の時間を設け、来場された皆様が熱心に意見交換をされている様子が見られました。 当日は120名もの参加者を迎え、大盛況の内に終幕することが出来ました。 ご来場頂いた皆様、誠にありがとうございました。 |
2月25日(水)〜26日(木)、モロッコ MAScIR (Moroccan Foundation for Advanced Science, Innovation and Research)にて 標記ワークショップを開催致しました。
大阪大学国際共同研究促進プログラムの一環として平成26年度よりファンクショナル・フォトニクス:ナノ光機能の 探索と学術展開をテーマとした河田聡教授を研究代表者とするフォトニクスセンターとSekkat Zouheir教授を研究代表 者とするMAScIRおよびMohammed V University との共同研究を進めており、のみならず、共同研究を通じてお互い のイノベーションを活発に生み出し、次代を担う研究者や学生の交流推進を目標としています。
この度、上記の2日間、大阪大学から15名、MAScIR及びMohammed V Universityより17名の研究者、学生がモロッコ MAScIRに集い、最新のナノファンクショナルフォトニクスに関わる研究成果を発表し、研究交流を深め、新たなナノ 光機能を生み出す為の共同研究の進め方について話合いました。 国際光年の年である2015年にこのワークショップを開催したことは、これからの光の研究とそのイノベーションに弾み になると期待されます。 |
2015年1月14日(水)、大阪大学未来戦略機構の主催により、大阪大学未来戦略機構国際シンポジウムOpto Osaka 2015を開催いたしました。大阪大学平野俊夫総長、文部科学省川上伸昭科学技術・学術政策局長、パナソニック株式会社代表取締役副会長・関西経済連合会副会長松下正幸様、総合科学技術・イノベーション会議久間和生議員のご挨拶の後、兒玉了祐教授より未来戦略機構光量子科学研究部門のご紹介を頂きました。 その後、インペリアルカレッジロンドンのSir John Pendry教授、スタンフォード大学のThomas Baer教授、阪大の河田聡教授の基調講演、Nicholas Smith准教授、Prabhat Verma教授、森勇介教授の講演が行われ、ご自身の研究内容や米国の光科学技術政策、生活、産業、社会への波及効果、そしてなぜ今光なのか、その中での大阪大学の役割などについて語られました。 当日は多くの企業からの参加者を含む400名を越える来場者を迎え、講演はもちろん、約100の研究室によるポスターセッションも大変盛り上がりました。 ご登壇頂きました皆様、ご来場者様、ポスター発表を頂いた研究室の皆様により有意義な国際会議となり、これを基に大阪から光科学の研究が大いに発展することが期待されます。 大阪大学HPに掲載されたOpto Osaka 2015の記事はこちら |
大阪大学SPIEスチューデントチャプターの最近の活動がSPIEニュースレター「SPIEジャパンニュース」に紹介されました。 |
12月11日(木)〜12日(金)に南洋理工大学革新的フォトン工学センター(Nanyang Technological
University (NTU), The Centre for Disruptive Photonic Technologies (CDPT))にて、大阪大学フォトニクスセンターならびにCDPT、南洋理工大学が共催して表記ワークショップを開催しました。
今回のワークショップは、平成23年度より実施中のアジア研究教育拠点事業へ今年度(平成26年度)よりシンガポール南洋理工大学が参画し、河田センター長とゼルデフ教授(シンガポール南洋理工大学 革新的フォトン工学センター所長、サザンプトン大学オプトエレクトロニクス研究センター副所長)の研究交流を契機に計画されました。 2日間で大阪大学から10名、国立台湾大学から4名、南洋理工大学から15名が口頭研究発表を行い、さらに学生・若手研究者・42名のポスタープレゼテーションが行われました。講演内容テーマはナノフォトニクス、プラズモニクス、メタマテリアルについて行われました。日本から23名、台湾から7名、シンガポールから113名の研究者、学生あわせて143名が参加し、垣根を越えた研究交流の良き刺激の場になったことを期待しております。 今回のワークショップを機に、世界をリードする本拠点のフォトニクス研究センターの更なる飛躍と両国間の研究交流が進み、今後に向けたネットワークが強化されることを願っております。 |
9月13日(土)フォトニクスセンターにて大阪大学OSA/SPIE学生チャプターとフォトニクスセンターとの共催で“Asia Core Student
Meeting 2014”を開催致しました。 さらに9月14日(日)~16日(火)北海道大学クラーク会館にて“IONS Asia 5 Hokkaido”を“Asia Core Student Meeting”、”JSAP Student
Meeting”と共同開催致しました。本カンファレンスでは日本、中国、台湾、マレーシア、インド、バングラディッシュ、イギリス、スペイン、アイルランド、ウクライナ、アルメニア、アメリカ、メキシコ、モロッコの14カ国から総勢70名を上回る学生、若手研究者が集い、大規模な学生カンファレンスとなりました。
プログラムの企画・運営は学生が主体となって行い、参加者全員に楽しんで頂けるよう、バラエティに富んだプログラムが用意されました。招待演者として豊橋技術科学大学 エレクトロニクス先端融合研究(EIIRIS)副所長Adarsh Sandhu教授をお招きし、プレゼンテーション技術やネットワーク構築の重要性や意義をご講義頂きました。またJSAP河田聡会長やOSA Philip Howard Bucksbaum会長にもご講演頂き、さらに学生による口頭・ポスター発表、グループワークでは互いの意見の交換などが活発に行われ、とても有意義なカンファレンスとなりました。今回のAdarsh Sandhu教授の講演はUstreamでのオンライン配信も行われ、全世界へ学生カンファレンスの様子が発信されました。 これまで2012,2013年に開催してきたアジア学生フォトニクスカンフェレンスが発展して開催された今回の学生カンファレンスが、若手研究者のさらなる国際ネットワークの拡充発展と、彼らの視野が拡がり将来の活躍に繋がることが期待されます。
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第8回 フォトニクス先端融合研究拠点 諮問委員会 開催日時:平成26年11月18日(火)15:15〜17:15 場所:大阪大学フォトニクスセンター(P3棟)509 出席者:村井 眞二 委員長、丸山 瑛一 委員、田中 一宜 委員 平野 俊夫 総括責任者、掛下 知行 運営委員長、 河田 聡 センター長、井上 康志 センター長代行、 民谷 栄一 副センター長、坂井 均也 副センター長 陪席:打田 剛 文部科学省産業連携・地域支援課 専門官、高橋 亮 同 主査 総括責任者 大阪大学 平野俊夫総長のもと、河田 聡 センター長が進捗報告を行いました。 諮問委員より有意義な意見をいただき、今後の活動指針を話し合いました。 その後、諮問委員会第二部では、技術ジャーナリスト 西村 吉雄 氏から「電子立国は、なぜ凋落したか」についてご講演いただきました。 |